家作りの第一歩はココから!
狭小住宅を建てるにあたって
人生のうち、多くの人が最大の買い物となるのがマイホームでしょう。ですが、実際に家を建てる、もしくは購入するといっても、それにはかなりの費用がかかるものです。収入があれば、自分の望み通りの家を建築・購入できるでしょうが、不景気の昨今、なかなか思い通りの家は手に入れられないものです。そのため、どこかは妥協しなければいけないでしょう。
また、都会でマイホームを持ちたいと思ったら、建築費用よりも土地の購入費用のほうが高くなってしまうものです。そのため、大きな土地に大きな家を建てるというのは一般人にはほとんど厳しいといえます。
ですが、狭い土地であれば何とか購入できるという人もいるでしょう。最近は、そういう人向けの狭小住宅というのが流行っています。狭小住宅とは、読んで字の如く、狭くて小さい家ということになります。もちろん狭い土地に家を建てる、それを購入するとなると、普通に考えれば何部屋も取れませんし、家族が生活するのはほとんど無理ではないかと思われます。ですが、近年はやっている狭小住宅は、狭いスペースをうまくデザインし、生活するのに不自由することはあまりないようです。部屋数に関しても幅が取れない分、3階建てにする傾向にあり、いろいろなスペースも確保できるのです。
狭小住宅のメリットとしては、都会の真ん中にでもちょっとしたスペースがあれば建てられるということ、ほとんどがデザイナーが設計した住宅であるためセンスもよく、使いやすいということでしょう。また都会に建てられるということで、立地条件もいい傾向にあります。
ただ、デメリットも結構あります。まずは3階建てということで、必ず階段の上り下りがあり、高齢者がいる家庭には向いていません。また引越しをする際にも狭いスペースを3階まで運ぶこともあるので、引越しも大変です。また都会の真ん中に建てる傾向にあるので、工事もしにくいですし、自分でうまく設計するというのは難しいでしょう。また、うまく設計しないと収納スペースなどもなくなりますし、実際に家具や電化製品を入れると、ますます部屋が狭くなってしまいます。また土地代、建築費用は少なくて済むのですが、別に設計料がかかるのです。
このように狭小住宅にはメリットもデメリットもありますから、その点をよく考え、実際に狭小住宅を見て回ってから判断するのが望ましいでしょう。